「ねえ、風水って知ってる?」
「うん、知ってるよ。中国で昔からあるヤツでしょう?鬼門とか…」
「それなんだけど、中国だけでなく、インド風俗もあるのよ」

「へえ、初めて聴いたよ。どんなものなの?」
「古代インドから引き継がれているから、とっても歴史がある学問的な要素もあるみたい」

「学問ってどんな内容なの?」
「調べてみたら、今で言う、脳科学とか心理学とか建築学みたいなものよ」

「なんか凄いね」
「インドの風水の世界観のベースにあるのは、朝の光をたっぷりとりいれることにあるのよ」
「日本でも朝になったら窓を開けて、風を入れたりするよ」

「そうそう、そんな感じみたい。朝の爽やかな太陽光線を入れて気の流れをよくするんだって」
「なんかインドらしいね」

「インドのお寺は、そんな建て方になってるみたいよ。お寺を建てるときに朝の光が入るように設計するんだって」
「なるほど、だから建築学に繋がるってことね」

「インドでは太陽の光は私達の気持ちとか体に影響を与えていると考えられているんだって。朝日を浴びることは、何か特別な意味があるみたいだね」
「そうなんだ。じゃあ、インドの風水と中国の風水はどうちがうの?」

「例えば、日本でもあるけど、北枕は死んだ人だから嫌がるでしょ。でも中国の風水は北枕は良いことで熟睡できると言われてるのよ」
「どうしてだろう?冷えるからかな」

「そうかもしれないね。でもインドの風水では北枕が良いとはされていないのよ。インドはさっき言ったように朝日を浴びることが良しとするからね。北の方角や東の方角に顔を向けることはNGになるみたい」
「なるほどね」

「それに、普通の家も南側から西側には窓をつくらないみたい。そんな建築方法になってるんだって…」
「夕陽を浴びないようにだよね。徹底しているんだね」

「北枕とか南枕とか、どっちがいいのかなんて、判断できないね」
「インドみたいに、太陽光を中心に考えるならば、インドの風水は理にかなっていることになるけどね」
「そういったことに納得するんだったらいいけど…国によっていろいろな風水があるんだね」